相続コンサルに対する思い

2014年12月18日(木)

来年1月から相続・贈与税の税制改正が行われます。
その影響からか、最近、個人のご相談で、相続に関する案件がとても増えてきています。

今回は私の相続コンサルに対する思いを書かせていただきたいと思います。

相続の相談というと”税理士さん”というイメージが強いかもしれません。
昨日の日経新聞にも、相続税理士として、1面広告が掲載されていました。
ただ私は、相続についてこそ、FPとしての役割は大きいのではないか、と考えています。
相続というと「いかに節税をするか」という問題がクローズアップされがちです。
ただ、相続問題は節税だけではありません。
特に40、50代の方の場合は、自分の人生を楽しみながら、次世代のことも考えていく…
そんなスタンスが必要だと思います。
相続が争族にならないためにも…

それには、その方の資産全体を把握し、その方の生活、家族構成、将来のご希望など
まさにライフプランを考えながら、相続対策をしていかなければなりません。

具体的には
・保険商品の見直しにより、被相続人、相続人に係るリスクをより効果的に回避していく
・現金を収益不動産に変えて、安定した収入を得る仕組みを作りながら、節税効果も狙っていく
・すでに保有している不動産で、保有リスク(将来負担、トラブルになる可能性)があるものについては、整理をしていく
・リスクをコントロールしながら資産運用を続けていく
・信託のスキームを使いながら、次世代へ確実に資産を残していく
・遺言を作成し、自分の思いを残していく
などなど…

節税以外でもやるべきことはたくさんあるのです。
FPの場合、弁護士や税理士、不動産コンサルタントなどとチームを組むことにより
それらを実現することができます。
もちろん、FPだけでは何もできないかもしれません。
ただ私は、
FPは、お客様に対するコンサルティングの窓口としては最適なのではないか、と思っています。

その方のライフプランを一緒に考えながら、今後の対策を考えていく。
そして、必要に応じて、士業の方のお知恵を借りながら、専門的なスキームを作り上げていく。
私は、こんなチームコンサルを今後も展開していきたいと思っています。

金融緩和の効果、リチャード・クー氏講演会より

2014年12月5日(金)

野村総合研究所主席研究員、リチャード・クー氏の講演会に参加してきました。

タイトルは「バランスシート不況からの脱却と量的緩和の罠」。

 

日銀は現在、2%のインフレ目標を達成するため、マネタリーベースを年間80兆円増やす、としています。

そのために市場から国債や上場投資信託(ETF)や不動産投資信託(REIT)を購入し、世の中に出回るお金の量を増やす、という金融緩和政策を行っています。

一方、米国は、2008年11月から続いた金融緩和の終了を今年の10月に決定しています。

 

では、金融緩和の効果はどうなのか。

リチャード・クー氏によると、米国、欧州、日本のマネタリー・ベース等を数値は以下の通りです。

 

◆金融緩和の効果について

(米国)2008年8月を100とすると、

・マネタリー・ベース(中央銀行が供給する通貨の量):2014年は450

・M2(現金預金と国内銀行に預けられた預金量):2014年は149

・商業銀行のローン・リース残高:2014年は107

 

(欧州)2008年8月を100とすると、

・マネタリー・ベース:2012年4月に195まで膨張、その後減少し2014年は133

・M3(現金通貨+全預金取扱機関に預けられた預金量):2014年は111

・ユーロ圏向け民間信用:2014年は97

 

(日本)1990年1-3月期を100とすると

・マネタリーベース:2014年は704

・M2:2014年は190

・国内銀行貸出金:2014年は109

 

これらの数字が何を意味しているかというと…

結局、中央銀行がお金を供給しても、実経済にはほとんど回っていない…

 

様々な専門家の方からも、金融緩和の効果を疑問視する声が上がっています。

日本の金融緩和も、日銀の総資産を膨張させているだけで、

物価上昇圧力、経済活性化効果はない…???

今後も金融緩和の市場及び実経済に与える影響について、注視していく必要がありそうです。

 

 

 

 

海外の投資スキーム

2014年12月4日(木)

今日は海外の投資スキームについて勉強してきました。

日本にはない投資スキームが色々とあることに驚きました。

街開発に投資をする、ファッションブランドに投資をする…

日本でもクラウド・ファンディングのように、

直接個人がネットを使って様々な事業に投資をする方法も少しずつ広がってきてはいるようですが、

まだまだ一般的にはなじみのないもの。

海外では個人のお金が

様々な分野で、様々な投資スキームを通じて経済を動かしている、

ということを知りました。

大学院でファイナンスを学んできたつもりですが、

まだまだ知らないことはたくさんある、

と実感した1日でした。