「外貨建て保険ってどうですか?」



 
2020年4月8日
 
こんにちは。エフピーブラッサムの工藤清美です。
 
今回は、お客様から頂いた質問について、ここでお答えしようと思います。
 
(質問)
 
「外貨建て保険でどうなのでしょうか?興味はあるのですが、買ってもよいのでしょうか?」
 
 
(回答)
 
保険を検討する際には、まず将来のライフプランを考え、収支、貯蓄額等から本当に保険が必要なの かを考える必要があります。
 
必要保障額はライフプラン、家族構成、収支、保有資産等により個々に異なります。
 
商品から考えるのではなく、自分の理想するライフプランはどのようなものなのか、それを実現するためにはどうすればよいのかをまず考えてください。
 
 
外貨建ての保険は、保険会社を通して外国債券や外国株式等を購入し、資産運用していることになります。
 
保険会社と運用会社のダブルで手数料がかかっており、しかも、保険会社の手数料はかなり高額なのですが、明確には公表されていません。
 
よって、コスト分、直接外国の債券や株式で運用するよりも利回りは低くなります。
 
 
設計書等に「予定利回り○○%」とかかれており、「預金よりはずっと利回りは高くなります!」と営業されることも多いと思います。
 
しかし、まず気を付けなければならないのは、毎月支払っている保険料全額が、提示されている予定利回りで運用されているわけではないということです。
 
保険会社のコスト等が差し引かれた後の金額のみが運用に回っているのです。
 
また、現在歴史的にも世界の金利は低くなっています。
 
このような低金利の時には、長期で金利(利回り)が固定されるような商品を購入すべきではありません。
 
なぜなら、将来的に金利が上昇したときには、保有している商品がとても不利なものとなるからです。
 
 
外貨建て保険のリスクには以下のようなものがあります
 
1) 流動性リスク:必要なときに換金できない、または、できたとしても不利な条件となるリスク。お持ちいただいた商品は 15 年以内に途中解約すると確実に元本割れする商品です。
 
2) 為替リスク:満期、または一定期間経過後は外貨建てでは元本が保証されていますが、円で換金した際には、為替変動により、元本が確保されるかどうかはわかりません。
 
3) 信用リスク:保険会社が倒産した際には、保険金、満期金等が減額されることも考えられます。特にこのように貯蓄性の高い保険の場合は、減額の割合が大きくなる可能性があります。
 
 
以上のことを理解したうえで、それでも、
 
・死亡保障等がついている
 
・一定期間経過後の解約返戻金、または満期金が外貨建てでは元本保証されている
 
ということにメリットを感じる場合は、「購入する」という選択肢もあるかもしれません。