投資には2種類ある



 

こんにちは。ファイナンシャルプランナーの工藤清美です。
 

今回は、投資の原理原則についてお話ししていきます。
 

投資というと、あなたはどのようなイメージをお持ちでしょうか?「こわい、難しい、損しちゃう、よくわかない、複雑、面倒くさい…」。こんなマイナスのイメージをお持ちの方のほうが多いのではないでしょうか?
 

でも、投資の原理原則を知れば、「シンプル、なるほど、意外と簡単!」。こんなイメージに変わると思います。では、今回からひとつずつ、投資の原理原則をみていきましょう。

 

◆投資には2種類ある
 

「投資」というと、あなたはこんなことを考えていませんか?
 

これからどのような分野の企業に投資をすればよいのだろう? どんな分野が伸びていくのだろう? AI? ブロックチェーン? コロナといえば医療、医療といえば、これからは遠隔治療??? 
 

などなど、これから成長が期待される業界や企業を探し出して、投資をしなければいけない。人よりも先にそのような企業を見つけ出さなければいけない。でも、それって難しいよね。良くわからないよね…。
 

また、こんなことも思っていませんか?
 

投資は、安く買って高く売らないと儲からないから、今が高いか安いかを見極めなきゃいけないよね。売買のタイミングを読まなければいけないよね。でも、相場をずっと見ているわけにもいかないし、どうせ当たらない…。チャート分析?? ファンダメンタル分析??? よくわからない…。
 
 

投資は大きく2つに分けられます。「趣味としての投資」と「仕事としての投資」です。そして上記のような考え方は、全て「趣味としての投資」になります。
 

【図表1】


 

「趣味としての投資」とは、短期売買を繰り返したり、相場を予測したりして投資をする方法です。期間は短期投資が中心。優良銘柄を見付けだし、投資をするイメージです。
 

この投資方法で、もちろん大きな利益を上げている方もいます。そして、大きく損をしてしまっている方もいます。
 

ただ私は、この「趣味としての投資」は、”趣味”なので、やりたい人がやればよいと思っています。
 

なぜなら、この分野で勝っている人は、このような投資が得意な方、大好きな方だからです。そして、この分野で勝つためには、このような人たちと競い合い、戦っていかなければいけません。
 

もし、あなたがそれが好きで、やりたいというのであれば、それも良いでしょう。
 

ただし、みんながみんな、この分野で勝てるわけではありません。「私はムリ」と思う方も多いのではないでしょうか? そんな方は、「趣味としての投資」に足を踏み入れる必要はありません。むしろ入らない方が良いでしょう。損をして、投資を嫌いになってしまう可能性の方が高いからです。

 

◆「仕事としての投資」で資産形成をしていこう
 

効率的に資産形成をしていきたいと思うのであれば、私は「仕事としての投資」を、みんながやるべきだと思っています。
 

「仕事としての投資」は、自分の資産の中に経済の成長を取り入れるという考え方です。世界経済は成長しています。その成長を利用しましょう、という考え方になります。
 

そして、「長期・分散・積立」でリスクをコントロールしながら、リターンを取りに行きます。「長期・分散・積立」については、これもとても重要なので、また別の機会にお話ししていきましょう。
 

リターンはコントロールできませんが、リスクは分散投資である程度コントロールできます。リスクをできるだけ抑えながら、世界の成長に投資をし、リターンを得ていく、これが「仕事としての投資」になります。

 

◆仕事としての投資で大事なことは続けること
 

仕事しての投資で一番大事なこと、そして一番難しいことは、続けることです。
 

なぜなら、資産運用には必ずリスクがあります。リスクとは、期待されるリターンに対するブレ幅のことを言います。要は、プラス15%になったり、マイナス10%になったりすることです。
 

リーマンショックやコロナショックのようなことも、時には起こります。そして、一時的に自分の資産が2割、3割マイナスになってしまうこともあり得ます。
 

しかし、それでも続けることが重要です。
 

あなたは、何のために資産運用をしているのですか? 自分のファイナンシャル・ゴールを実現するために資産運用しているのですよね? であれば、それが実現するまで、しっかりと続けることがとても重要なのです。
 

もちろん、ショックが起こったときでも生活は困らないように、資産を3つの財布にわけて管理しておく必要はあります。これは大前提です。
 

過去のデータをきちんと分析すれば、続けた方が良いという理由も論理的に説明ができます(これについても、機会をみてお話ししますね)。
 

「仕事としての投資」で重要なのことは、想像や思い付きではなく、過去のデータから判断して、できるだけ成功する確率の高いやり方を取り入れていくということです。
 

そして、あなたのファイナンシャル・ゴールを実現するためにはどうすればよいかを考えながら、プランを設計し、実行していくことです。
 

「仕事としての投資」は、個々の能力に関係なく、再現性がとても高い投資の方法なのです。
 
 

投資の原理原則①
投資には「趣味としての投資」と「仕事としての投資」の2種類がある。
そして、資産形成のための投資は「仕事としての投資」!

 

まとめ

・「仕事としての投資」は、世界の成長を利用するということ

・「仕事としての投資」は「長期・分散・積立」でリスクをコントロールする

・「仕事としての投資」で一番難しくて重要なことは、続けること

・「仕事としての投資」は、個々の能力に関係なく、再現性がある投資手法
 

【参考】
◆3つの財布についてはこちら↓
お金は3つの財布で管理する(後編:お金の管理の仕方)
 
執筆:2020年10月8日