世界では相続税がないのことの方がマジョリティー?


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こんにちは。FPの工藤清美です。
 
先日、母校である
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授
渡辺裕泰先生の最終講義でした。
渡辺先生は元国税庁長官で
私が大学院生時代に
授業やゼミでとてもお世話になった先生の一人です。
 
最終講義のテーマは「税は文化を創る!」
講義の中でとても興味深いことをおっしゃっていたので
備忘録としてちょっとだけ記しておきたいと思います。
 
〔相続税]
実は相続税を導入していない国は意外と多いようです。
 
◆もともと相続税のない国
中国、インドネシア、マレーシア、タイ、
ベトナム、インド
 
◆相続税を廃止した国
オーストラリア、ニュージーランド、イタリア、マカオ
ポルトガル、スロヴァキア、シリア、スウェーデン
スイス、香港、シンガポール、オーストラリア
 
◆相続税を廃止しようとした国
アメリカ
(2010年にゼロになったが、
オバマ政権により軽減税率が存続)
 
◆実際上、相続税をほとんど支払わない国
イギリス
(亡くなる7年以上前に生前贈与すれば、
相続税・贈与税はほとんど課税されない)
 
◆日本の周辺諸国において、相続税のある国
日本、韓国、台湾
(出所:最終講義参考資料より)
 
・世界では相続税がないことの方がマジョリティー。
・相続税のせいで街が壊れてしまう。
・相続税があると、富裕層が非課税の国に逃げてしまう。
・大金持ちはしっかりと節税対策をしている
・実際に相続税を支払っているのは小金持ち
・海外では相続税は不公平税といういわれている
 
う~ん、考えさせられますね。
日本は相続税を引き上げる傾向にあります。
しかし、一方では
贈与の非課税枠を増やそうとしています。
日本政府は今後、
相続税・贈与税をどうしたいのでしょうか?
将来像がよく見えません。